自ら考えて動けた!
先日、とっても嬉しいことがありました!
担当生徒のAくん(11)から、こんなメッセージが来たんです。
「せんせい ●月 ●~ ● 日 えんそく あります ●(水)曜日 が 日本語 が ありません えんそく があります ごめん 水曜日 ●月●日 できない ●日 ホテル いきます と ねます ● 日 帰ります バス でいきます。」
ただの授業日の振替の連絡なんですが、これが送れるようになったということが、私にとってはとてつもなく嬉しいことでした。
彼に日本語を教えはじめたのは、2年前。
彼が小学3年生の時でした。
コロナの影響で学校が臨時休校となり、日本人と関わる機会がほとんど無くなってしまったことに危機感を覚えたお母様から依頼を受け、授業を開始しました。
彼が日本に来たのは、その更に1年前。
私が授業を担当させてもらうようになった時にはすでに小学校に1年通っていたはずなのに、日本語が全くといっていいほど話せない。
私との最初の授業は、自己紹介(「おなまえは?」「なんさいですか?」など)からでした。
そんなAさんですが、とても明るく人懐こい性格で、日本語の授業に楽しんで参加してくれています。
開始して1年ぐらい経った頃からは、完全に日本語のみでの授業にシフト。
彼が好きな社会の内容を取り入れながら進めています。
そんな彼からの、今回のメッセージ。
これは、彼が、
・今度学校で遠足があることが理解できた
・いつあるかが理解できた
・その日は日本語の授業がある!先生に連絡しなきゃ!→日本語で連絡できた
この3つ全てが出来たからこそ、出来たことでした。
更に言うと、学校のクラスという集団の中で理解が出来たということが、とても素晴らしいです。
身の回りのことを自分にも関わりあることだとちゃんと捉えて、必要なアクションが起こせたことに、私はとても感動しました。彼の大きな成長を感じました。
自分の人生だから、主体的に動けるようになるってとても大事だし、そうなるとどんどん楽しくなってくると思います。
彼がもっと自分で動けるように、陰ながらサポートしていきたいと思います。