『アブラッソ』開催しました!

チャリティーイベント『アブラッソ』を、BECKアキバにて開催いたしました。
当イベントの趣旨は、以下の2点です。

  • 音楽を通じて、普段日本語学習者と接することのない人たちにも学習者について知ってもらい、支援の輪を広げること
  • イベント収益を日本語授業運営費に充てること


当日は、昼の部『オリジナル楽器を作って、サンバを楽しもう♪』、夜の部『チャリティーライブ』の2部構成で行い、全部で72名の方々にお越しいただきました。
子どもから大人まで、音楽を通じてつながることができました。


今日の日本社会では、外国にルーツをもつ子どもたちが年々増加傾向にあり、国内の定住外国人は約300万人、日本語学習を必要としている児童生徒の数は約6万人にのぼります。自治体による日本語支援が充実していない地域では、日本語が十分に理解できない子どもたちは取り残されている現状があります。また、その子どもたちの家族においても、日本語の理解が不十分だったり日本の文化や慣習になじめなかったりして、地域で孤立してしまうケースも少なくありません。こうした外国人住民が感じる「言葉の壁」「生活の壁」は、根底に全て「意識の壁」があると考えます。

当法人は外国ルーツの子どもたちに日本語授業を提供し始めて半年が経ちますが、多様性・包摂性のある多文化共生社会の実現のためには、当事者である学習者の支援だけではなく受入側である地域住民の多文化理解促進が非常に重要であることを痛感しています。自治体による通訳サポートや日本語教室の開催など、表面的には外国人人材受⼊環境は各地域において整いつつあります。しかし、実際に同じ地域の住人同士の理解が進んでいかないかぎり「意識の壁」を払拭することはできず、真の多文化共生社会の構築は進んでいきません。
そこで、当法人は、日本語学習支援と並行して今回のようなイベントを行っていくことで、「意識の壁」を解消することができると考えます。
今後も人と人をつなぐイベントを定期的に開催していく予定です。

====開催前日のブログより(代表 梅本)======

なぜ今回ブラジル音楽なのか?

それは、ブラジルとの出逢いがあったからこそ、光JSみらいがあるからです🇧🇷✨

私 梅本は、2009年に初めてブラジルに行きました。

ブラジル人の温かさ、子どもたちのキラキラな笑顔に魅了されて、早13年。

国内某NPOスタッフとしてブラジルの子どもたちを支援する活動をしたり、ブラジルの小学校で活動したりして、ブラジルとのつながりをもたせてもらってきました。

ブラジルの小学校で活動させてもらっている時、学校の先生や守衛さんたちの愛あふれる姿に感銘を受けました。

先生たちはアブラッソ(ハグ)やほっぺへのベイジョ(キス)はもちろんのこと、前向きな言葉で子どもたちにたくさんの愛を伝えていました。

日本の小学校でも先生たちはもちろん子どもたちに愛情もって接しているけども、こんなにも目に見える形で伝えてあげるのってなんと素敵なんだ!!!と思いました✨

目に見えることが全てではもちろん無いけども、先生たちも子どもたちも笑顔いっぱいでアブラッソしたりベイジョしたりする姿は、とても新鮮でした。

慣習の違う日本の小学校でも同じようにするのは難しいけども、せめてその気持ちは持ち続けようと、帰国後の自分のクラスの学級通信の名前は『アブラッソ』にしていました。

その後退職し、今の仕事を始めましたが...

オンラインでのレッスンであっても、心の中でずっと子どもたちにアブラッソ送り続けています。

私にとって、生徒一人ひとり、もはや我が子のようなものです。

本来のアブラッソの意味とは違っているかもしれないけども、私にとってアブラッソは包み込むような最上級の愛情表現、そんな感じに変換されています。

うまく言葉に出来ないけども、私は生徒や先生、スタッフと、アブラッソをしあいながらここまで光JSも光JSみらいも続けてきたと思っています。

ほーんとに多くの方々の優しさに支えられて、ここまで来ました。

光JSを始めて2年半、光JSみらいを始めて半年。

コロナでのイベント開催もだいぶ緩和されてきた今、皆さんに感謝を伝えたく、このイベントを開催しました🌟

『音楽で支援の輪を広げよう!』と謳ってはいるけども、まずは単純に、光JSみらいに関わってくださる皆さんと楽しい時間を共有したいです!!!

ぜひぜひ秋葉原に遊びにいらしてください☺🇧🇷✨

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